入院【5日目】退院日!

前夜からホットフラッシュと冷えの繰り返しが多く、あまり寝られない夜を過ごしました。

 

手術前にはレルミナを服用していましたし、

数年前に乳がん抗がん剤で月経が止まった時もあったので

今回、卵巣摘出したことで

人生三度目の更年期症状です。

 

通常だとホルモン補充療法は術後2週間経ってからスタートするそうです。

 

朝から最終診察があり、エコーを

中からと外からとあてて診てもらい、

異常ナシで退院オッケー!

 

ただ「一人暮らしとかお家が不安ならもう1日伸ばしても良いですよ」とも言われました。

実際、私の感覚では、もし一人暮らしだったら、もう一泊していたと思います。

重い物は持てそうにないし、病院の廊下以上の距離を歩く自信もないので、

帰ってもまず飲み物やご飯の買い物や用意が不安だからです。

 

さて1人で退院できるか?

というところですが、本当に1人で退院するなら荷物もあるでしょうし、もう一泊入院したほうが良いと思います。

 

私は荷物を持ってもらうための迎えを頼んでいたのと、病院から家までタクシーで帰れる距離なので、延長せず帰宅。

タクシーの揺れがちょっと傷に響きますが、30分くらいまでなら耐えられそう。

 

パートナーに買い物に行ってもらい、

簡単な料理はできました!休みを間に挟みながら1品ずつ作る感じです。

 

お手洗いは時間がかかりますし、重い物は持てません。

仕事は無理です。パソコン仕事だとしても、ずっと同じ姿勢で画面に向かうのが無理です。

 

とは言えもしかしたらこれは傷の大きさや手術内容にもよるかもしれません。

私の場合は膣から全てを摘出するのが無理だったので、横の穴を通常より5ミリほど切り広げてそこから一部を摘出したのですが、

その大きな穴がやはり一番痛みますし腫れています。

 

ですので、全て同じ小さな穴なら、もしかするともう少しは痛みもマシかもしれません。

 

まだ食事も普段通りはちょっと不安で、

入院食を参考に、消化しやすそうなレシピを探しています。

退院日は何もできないと割り切り、ノンビリしましょう。

 

次の診察は2週間後です。

入院4日目。

入院4日目。

昨日チューブを抜いてもらえなかったのに

よく考えたら今日日曜日じゃん!

先生少ないから余計忙しいよね?!

もし今日も抜けなかったら…

と不安。

 

午前中には先生に来てもらって抜きますねー、と看護師さんが言ってたが

 

予想通り、午前中に先生はいらっしゃらなかった。

いいんだ。緊急の患者さんや手術もあるから、仕方ない。

とは思っているものの、やっぱりドレーンチューブしんどいよー、

と午後にもう一度看護師さんに

「午前中に先生いらっしゃらなくて…」ともう一度プッシュ。

 

無事抜いてもらえました。

 

チューブが抜けると、本当に楽になります。

手術後、初めてのシャワー。

はー。

チューブが抜けたら安心感が違います。

 

ここからはトイレとの戦いだけです。

 

腹腔鏡手術は便秘になりやすいそうで、

とにかく水分命。

水分が足りなくてお腹の動きが悪いと

 

恐怖の腸マッサージをされます。

普段ならなんともないですが

腹腔鏡手術っておへそあたりから管通すので、傷跡になってます。

そのへん揉まれるんですから

 

めっちゃ痛いですよ。

 

水分とりましょう。ほんまに。

入院3日目【手術翌日】

入院3日目。

手術翌日。

強い麻酔が効いているので、それほど手術自体の痛みはない。

 

が、何の手術でもでしょうが

①ずっと寝ているので

背中と腰がめちゃくちゃ痛い。

②体内で癒着が起こらないように

ちょびっと歩かされる。

 

たぶんこの2つが何の手術でも

かなり辛い。

特に腰と背中の痛みはかなり辛い。

とは言ってもドレーンチューブが抜ければ

多少動けるので、それまで。

 

本来なら手術翌日のお昼にはドレーン抜けるはずだったのに、

先生が忙しいという理由で抜けなかった。

(というかたぶん忘れられていた)

え?

他の先生じゃダメなの?

 

というわけで、この日は

ドレーンを抜いてもらえず

腰と背中が痛くてほぼ一睡もできず夜中を過ごした。

普通は抜いてもらえると思うので、それほど心配しなくても大丈夫。

 

というか、点滴にかなり強い麻酔(麻薬系のやつ)がついていて、痛ければ自分でスイッチを押して投与できるシステムごあるのに、

説明聞いた時にボーッとしていたのかこれがあるのを忘れていて、

ほとんど自分では押していない。

看護師さんが時々カチカチしてくれていた気がする。

 

ここから入院中毎日の

①毎食後カロナール

②寝る前の下剤

が処方されました。

 

え?カロナールで大丈夫なん?

と思いましたが、結構効くのかそもそも大して痛くないのか、無事過ごせました。

 

夜までにはドレーン以外のチューブは全て抜いてもらえました。

例の痛み止めは外すかどうか聞かれ少し迷いましたが、私はなくても大丈夫でした。

 

本当に手術翌日のしんどさは、もう生涯で手術を受けることがありませんようにって祈るくらい。

ですが実際これ人生で2度目の手術なので、忘れるってことですねー笑

腹腔鏡子宮卵巣摘出【入院2日目】手術当日

2日目。

前日に渡された睡眠導入剤でぐっすり寝たので爽やかな目覚め。

 

看護師さんと一緒に手術室へ。

身につけているものはパンツと手術着だけ。

その状態で手術台へ上がり、

興味津々で周りを見ていると

すぐに麻酔用マスクをつけられ

意識消失。

 

その後、手術が終わって何度か起こされた覚えはありますが、ほぼ記憶ナシ…。

 

夜起きて何とか身内に手術無事終わったと報告メッセージを送るも、

あとはもう寝ているだけ。

 

尿道カテーテルと、点滴と、ドレーンがついていて

あまり動けません。

とにかくひたすら寝て体力回復を目指します。

腹腔鏡で子宮卵巣摘出手術【入院当日】

朝10時に病院の入院センターで手続き。

入院当日は早起きして朝ごはんをしっかり食べたほうが良いです。

入院した瞬間から手術まで絶食です。

さらに入院荷物を抱えての移動は時間がかかります。

 

病室に着いたら、とりあえず感染症予防のためにも

手術前の入浴。

 

そして、2リットルの下剤とお茶を飲む儀式。

 

厳密に言うと

200mlのお茶+400mlの下剤を30分で飲む、

というターンを3回〜4回繰り返します。

 

これだけの水分を体に入れるせいか、

下剤が常温でも体が冷えて寒くなるので

一緒に飲むお茶はホットがオススメです。

 

それから!何度も出るので

お尻を拭くときは優しく!

普通にやっちゃうと、終わる頃にはお尻めっちゃ痛いです。

何ならトイレットペーパーを濡らして、軽くあてるような拭き方で良い。

これ、知らないと本当に後悔します。

大腸検査やっといて良かった…。

 

この下剤は飲むのはちょびっと大変ですが、お腹が痛くなったりはしないので大丈夫。

やると結構スッキリします。

市販してるなら半年に一回くらいデトックス感覚でやりたいくらいスッキリします。

 

寝る前には「緊張して寝られない人もいるので」と睡眠導入剤を処方されました。

昼夜逆転生活の私にはありがたい!

おやすみなさーい。

入院5日目

入院5日目。

朝起きると、だいぶ回復してるのが分かります。

この日の朝食から、やっとお粥生活が終わり常食。

 

朝の診察で採血。

採血結果を見て「明日退院できますよ〜。でもお一人暮らしとか、お家で大変なら、明後日でも大丈夫ですよ」と。

 

少し迷ったけれど、退院することに。

病院のほうが安心だし、帰るとパートナーに迷惑かけちゃうけど…

やっぱり寂しいよね。

 

痛みは、起き上がるときや歩くのはお腹がまだ痛い。けれどお茶を取りに行く程度は大丈夫。

重いものを持ったりは無理。

 

卵巣摘出したので、ホルモン補充しないと更年期症状や動脈硬化が怖いのですが、

ホルモン補充療法を始められるのは術後2週間以降だそう。

 

ですが私の場合、以前に乳がん歴があるのとHBOCということで、本来はホルモン補充療法ができない。

ここはまだ色々と悩んでいるところです。

 

どっちにしろしばらく家でゆっくり療養したいので、すぐ通院しなくて良いのはちょうど良いですね。

HBOC遺伝子検査~高額だけど受けて良かった

遺伝性乳がん卵巣がん症候群、HBOCの遺伝子検査を受けました。

費用は検査自体が5万円ほど、他にカウンセリング料金など含めて6万円くらい。

高額ですが受けて良かったと思う理由をご紹介します。

 

陰性だったら…

①万が一の再発などの場合に"一応検査受けてみましょう"というタイムロスがなくなる。

 

陽性だったら…はい。私です。

①万が一の再発の場合、遺伝性がんに使える薬がすぐ使える。

遺伝子検査の結果は現在のところ検査後一ヶ月ほどかかります。

②定期検査でがん発生率が高い場所をしっかり見てもらえる。

マンモグラフィからMRIになりました。

③早期発見しやすくなる。

④家族にも遺伝の可能性があることが分かる。

 

私は家族に婦人科系のがんにかかった人はいないので、受けるのをかなり迷いました。

ですが婦人科の疾患で子宮摘出手術を受けるので一応遺伝子検査を受けておこう、と。

(一度手術すると癒着が起こりやすくなるので、手術後にもう一度摘出…となると、ちょっと大変なんだそうです。)

結果、陽性だったので子宮だけでなく卵巣も一度の手術で摘出する、という選択肢ができました。

 

陰性だったらもしかすると損をした気分になるかもしれません、

ですがそれはそれで「陰性だということが分かる」ということで、何も得られないわけではありません。

 

陽性だったら不安になるかも…と思われるかもしれません。

私も思いました。

ですが陽性だと分かったところで、体は元々と同じ状態。

HBOCという名前がついただけで、体自体は何も変わらないんです。

 

私は受けて良かったと思っています。