子宮・卵巣をとった性格が変わる?

「子宮・卵巣をとったら性格が変わる?」

そんな話をネットで見て心配される方も多いと思います。

実際に子宮、卵巣の両方を43歳で摘出して4カ月経った私が結果をブログにします。

 

子宮だけをとって卵巣を残す場合は、性格が変わることはほぼないでしょう。

女性ホルモンは主に卵巣から出るそうなので、卵巣をとらなければ何も変わりません。

 

変わるとすれば、月経による体調不良や痛み、またそれからくる不安や不調がなくなって活発になるとか、

逆に子宮がなくなることにより、子供を産めない喪失感とかコンプレックスになってしまって不安になる。という方もいらっしゃるかもしれませんが、

性格自体が変わることはないでしょう。

 

卵巣両方をとる場合は、年齢にもよると思いますが、更年期症状によって生活リズム等が変わる可能性はあります。

私は少し早めに全て摘出したので、更年期障害が酷いです。

 

突然のほてりと発汗が一日に何度もきます。特に夏は大粒の汗が突然胸まで流れるほどです。ホットフラッシュですね。

眠る前には必ず2回はウトウトしたと思ったらホットフラッシュで目を覚まし、夏は夜中にも3回ほどホットフラッシュで目が覚めます。

 

冬は少し冷たい物を持っただけで指先が白くなって痺れてしばらく戻らなくなる「レイノー症」に悩まされます。

 

こういった更年期症状から、睡眠時間が減ったりして疲れ、今までできていた細かい作業が億劫になりできなくなる。

朝も起きられず化粧や髪のセットが今までほどには念入りにできない。

料理や掃除が好きだったけれど時間がなくてできない。

そういったところが「性格が変わる」と言われている要因ではないかと思います。

 

私自身は「性格が変わった」と感じるところはありません。

更年期症状には悩まされていますが、それでも月経の症状のほうが酷かったので毎月のあの体調不良と痛み、そしてそれに怯えることに比べれば、安定して動ける現在のほうが楽です。

 

ホルモン補充療法ができる方(乳がんなどホルモンの関わる持病のない方)は更年期症状は薬で抑えられますし、既に更年期症状のある方や通り過ぎた方は、そういった心配はあまりなさらなくても良いのではないかと思います。

 

また「母性がなくなる」とも言われますが、私は赤ちゃんを見ても相変わらず以前と同じように可愛いと感じます。更年期症状で疲れているせいで小さな子の世話を見るのに前ほど細かいことはできない状態ではありますが、母性愛が減ったというのとは違うと思います。

 

私自身の体験では「子宮や卵巣を摘出しても性格が変わることはない」と感じています。